ヒメオオクワ?

夏休みも残り少なくなり、子供は宿題におわれているようです。
工作をしたり、絵を描いたりと忙しくしている中私はカブクワの世話をしました。
放置していたアトラス幼虫の様子を見たのですが、やや茶色くなっている個体もいて、早いものはそろそろ蛹になりそうです。
満足しながらマット交換していると、長男の友達が遊びにきました。
作業している私を見つけ、「これ何の幼虫?でけ~っ」と興味津々で聞いてきました。
国産以外見た事ないようです、「アトラスだよ、もうすぐ蛹になるよ」というと「その時、また見にきてもいい?」とお願いされました。
ホントに興味があるようです。
「ああ、良いよ」というと喜んで他のカブクワ達を見てまわっていました。
そうして、しばらく息子と遊んでいました。
カブクワが相当好きなようなので、私が「S君の家にもなんかいるの?」と聞きました。(息子の友達を仮にS君としておきます)
S君「うん、いるよ、ノコギリ、ヒラタ、コクワとか」
私「へ~結構いるね」
S君「あと、ヒメオオクワも」
私「ヒメオオクワ!買ったの?」
S君「うううん、父ちゃんが○○の山奥で捕まえてきた」
○○といえば、私がよく灯火採集に行くポイントの近く。
私「あんな所にヒメオオクワがいたの?」
S君「うん、2匹捕まえてきたよ」
私(2匹もいたのか、よし、来年はヒメオオクワを探そう、と、力が入りました)
私「へ~凄いね、俺なんか野生のヒメオオクワ見たことないよ」
S君「だったら家に見にくる?、見に来ても良いよ」
いくら何でも息子の友達の家にクワを見に行くのはちょっと気が引けます
で、息子に「おまえ見てこいよ」
息子「え~面倒くさい、でも行こうかな~」
S君「来いよ、今しか見せてやれなかもしれないよ」
息子「じゃ行くっ」
そんなこんなで息子はS君の家に見に行きました。
1時間程して帰ってきた息子に「どうだったヒメオオクワ?」と聞くと、
息子「・・・違っていた」
私「へっ何が?」
息子「あれはアカアシだよ、あいつの間違いっ」
どうやらS君のお父さんの勘違いでアカアシをヒメオオクワと思っていたらしいのです。
それで納得が行きました。
実際○○ポイントで私はアカアシをゲットしています。
だいたい、富山県でオオクワ、ヒメオオクワの野外品の話は聞いた事がありません。
がっかりしたような気分ですが、そんなもんでしょう。
まあ、夏の日の面白い出来事という事で。