怒2

私達が新会社を発足したのは、前会社の採算が合わない為、工場閉鎖で会社の看板を下ろす為、全員解雇という事になった為です。

つまり、前の会社の名前は完全に無くなるという事で従業員全員が、不本意ながらも納得したのです。
(手形などの関係で完全に清算するのは、半年くらいかかると言う事でしたが)

しかし、今回、前社長とその息子が持ってきた内容は、前会社を残し、今後その会社は賃貸業で運営していくとの事。

で、その会社と私達の会社で賃貸契約を結べというのです。
(前社長は近い将来退き、息子に後継させていくつもりなのでしょう、事実上、経営者は息子になるのだと思います)

執拗に現社長に対して、契約書にサインしろと迫ってきたそうです。

この時点で、現社長は絶句し、この二人には言葉は通用しないと感じたと言う事です。

当然サインできるはずもなく、何とか話をまとめずに保留したみたいです。
(前社長、息子ともイライラした様子だったということですが)

この話を聞いた私達はみんな激怒。

「この立地条件で、そんな賃貸料?!」

「廃業するというから、解雇要求に応じたのに、まるで詐欺だ」

などなど、意見が飛び交いました。

私達以上に納得が出来ない現社長は、法的に話をつけるしか無いと考え、現在弊社でお世話になっている法律事務所に相談しました。

司法書士の方の意見では、こちら側が払える金額を提示して相手の出方をみましょうと。

その出方によって、方法を考えますとの意見を貰いました。

労働基準監督署にも相談し、確かに不条理ですね、ただ法的という事になると、私達の管轄ではないので、弁護士に相談されては如何でしょう?と。

弁護士に相談というのは、最終手段にしたいので、まずは司法書士の助言通りに実行というになりました。

現社長は、その時の相手の出方によっては最終手段(裁判、調停)に持ち込む覚悟を決めたみたいです。