終わってしまいました

ついに最後の日がやってきました。

12年間通った通勤の道は、なんら変わりはありません。

毎朝同じ時間に通った道も来週からは、通る事は無くなると思うと感慨深いものがありますね。

この会社のタイムカードを押すのも最後。

何も無くなった空っぽの会社ですが、それでも建屋には愛着があります。

もう、この建屋にも入れなくなると思うと、何とも言えない気持ちになります。

保険証を返却し、午前中は机の引き出しの中の物を整理し、掃除を。

午後一には顧客先へ最後の挨拶メールを送信。

顧客からは、すぐに返信がきました。

これまでのお世話になった御礼を書いたのですが、逆にお世話になりましたなど感謝の言葉が並んでいます。

中には個人的なメールアドレスや携帯電話の番号を書いて下さったり、今後の私の事を気遣うメールも多数。

涙が出そうになるくらい嬉しいですね。

会社対会社の付き合いでしたが、これまでの仕事の交流で私の事を理解していてくださっていたのです。

もの凄い励みになります。

不安な事が多い中、前向きになれますよ。

そうこうしているうちに、会社から出ていかなければならない時間が。

従業員の方は、涙ぐんでいる方もいらっしゃいます。
(私も貰い泣きしそうになります)

会社の建屋もそうですが、この従業員の方々と同じメンバーで仕事をする事も二度と無いでしょう。

名残惜しくて、寂しい限りですが、時間がきたので、本当に解散。

今の社長と建屋に深々と頭を下げ、帰宅しました。

せめて、今日1日は、今までの思い出に浸っていたいです。

明日からは気分を一新して、また動き始めます。